米国大統領選挙に結果がもたらす為替への影響は当面継続する

11月3日火曜日に米国大統領選挙があります。4年に一度の大統領選挙。

米国大統領選挙の結果により、世界経済が大きく動いていくことになるでしょう。
トランプ大統領が勝利するにせよ、バイデン氏が大統領に就任するにせよ、世界経済、特に為替にあたる影響についてはかなり甚大で、その影響も長く続くことが予測されると思います。


 

トランプ大統領が再選した場合

強いアメリカ、アメリカ最優先を目指す経済、軍事政策はこれまで以上に強くなると予測されます。それだけにアメリカのドル高が変わらず、世界経済におけるアメリカの強さがさらに際立ってくるはずです。
特に日本との関係について触れてみたいと思います。安倍政権の頃からアメリカとは蜜月関係もあったため、日本とアメリカにおいては円とドルの関係はそれほど変わらないでしょう。日本経済にとっても極端なドル高、円安が進む事は間違いなくマイナスに働くので。複合的要素を除けば為替だけを見るとトランプ大統領再選も日本とってはマイナスには働かないと思います。

バイデン氏が当選した場合

日本との関係はどうなるでしょうか。まず、新たな関係を作り直す必要があります。トランプ大統領ほどアメリカ一強体制を推進せず、ある程度世界のバランスを考えながら政治を進めていく以上、日本との関係も新たに構築されるはず。そして現状よりも為替面で考えるとドルが安くなり、円高が進むのではないかと思います。もちろん、極端なドル安円高に結びつくわけではないので大きな影響はありません。
むしろ、影響が大きいのは世界的なバランスです。トランプ大統領ほど中国に対して強硬派ではなく、あくまでも世界を協調路線で考えるバイデン氏。
経済においても強いドルだけではなく、世界のバランスを重んじるようになる事は間違いありません。

一番大きな影響が出るのは中国

日本や韓国を重んじる方向性に変わりはありませんが、トランプ大統領が軽視してきた南米や欧州に対しても改めてアメリカの影響力を良い意味で働かせるため、経済的にも冷めたムードから変わってくることが考えられます。
世界の巨大通貨であるユーロに対しても大きな影響与えることになり、コロナウィルスの影響が終わった後には欧州との経済関係もトランプ大統領時代よりも深くなることは間違いありません。

また、同じように考えられるのがカナダや南米の国々です。移民政策を始め、完全に経済を始めとした遮断を行っていたトランプ大統領から柔軟な姿勢に移ることによって、為替の動きが変わってきます。
日本とはある程度のバランス関係を保っていた為替ですが、ユーロや南米の国々に対してはドル安が明らかに進む方向になるでしょう。

トランプ大統領が再選した場合の世界の為替の動き

アメリカ一強をこのまま貫く事は非常に難しいと思います。世界各国もアメリカを抜きとした政治や経済の動きがこれまで以上に活発になるでしょう。アメリカ自身が世界の警察官、またはバランスを保つ役割があることをある程度放棄している以上、アメリカのドルに頼った世界の動きは少しずつ弱まってきます。

トランプ大統領が方針を大きく変えない以上、前述の動きは間違いなく強まるはず。そこで、為替の関係で言えば日本の円とヨーロッパのユーロ、中国の元との関係がさらに密接になってくるのではないかと思います。もちろん政治と経済のバランスを考えながら為替も変わってくるはず。アメリカの影響が強い事は変わりないと思いますが、経済は別で動いていくことが予測されます。
大統領選挙の結果がいずれであれ、大きな混乱はないと思いますがパワーバランスが大きく変わる事は間違いありません。そしてその動きは世界的に見て、長期に渡ると予測されます。

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